ホーム > 診療案内 > 矯正歯科
矯正歯科
毎年、春と秋に町内の幼小中学校の歯科検診を実施していますが、全体の約3割~4割の児童、生徒に歯列不正が見られます。
しかし、実際に矯正をしている生徒は1割くらいです。
それはなぜでしょうか?
おそらく大半の人は、矯正はお金がかかるし、ブラケットをかけたくないし、歯医者に行くのが面倒だからと思われている方が多く、子供の歯並びを気にしていながらも、何の対処もせず見過ごしている親御様が多いと思います。
火事に例えますと、ボヤのうちに消火すればすぐ消えますが、放置するとひどい火事になり、それを鎮火するにはかなりの時間と労力が必要になってきます。
当院では、1人でも多くの方に矯正を身近なものとして始めていただきたいと思い、良心的な値段設定と分割払いを可能にしました。
男子は17歳、女子は14歳まであごは成長します。
歯並びだけでなく、あご、顔面の成長発育を促し、良い顔、骨格へと導く食事指導や筋機能訓練の指導も行っています。
歯並びが悪くなる原因
01.悪習癖(くせ)
指しゃぶり、つめ噛み(くちびる噛む)癖、ぽかん口、うつぶせ寝、舌癖(舌かみ、舌なめずり、舌突出癖)、ほおずえ、下顎突出癖など
02.上下あごが小さい
あごの成長不足
03.咬合力が弱い
舌と唇の筋力(口腔周囲筋)が弱い
治療方法
乳歯列期(3歳~6歳頃まで)
悪習癖の改善、正しい筋機能訓練を指導。
指しゃぶりによる前突
舌突出癖による開口
反対咬合
正常な乳歯列
上顎叢生
下顎叢生
上のあごは8歳児で成人の大きさの80%(下のあごは50%)に成長し、脳頭蓋、頭蓋底の成長は90%以上に達するほどまでに成長します。
あごの成長期だけでなく、顎関節、副鼻腔の成長開始の時期も認識すべきです。
矯正治療により歯列の形態を正しく回復しても、あごの成長が完成した骨格を正すことはできません。
患者様の一生の顔貌を左右します。骨格の成長終了前に不正咬合の治療を終了すれば、正しく咬むことによる咀嚼刺激で、正しい骨格に育成できます。
発育空隙(乳歯と乳歯の隙間)はありますか?ぎっちり乳歯ではありませんか?
永久歯は乳歯よりもかなり大きな歯です。前歯4本の幅径の総和は、乳歯と永久歯ではおよそ7mm違います。
それを補うために、乳歯列の時期にしっかりと噛んで、あごの成長を促進し、発育空隙のある正常な乳歯であることがとても大切です。
10歳を過ぎればあごの発育に伴い、単純な不正咬合から骨格の発育が関与する複雑な不正咬合へと移行する危険性があります。
混合歯列(前期/前歯の交換期6歳~12歳)早期治療
叢生、上顎前突、下顎前突、正中のズレ、開口、過蓋咬合。
混合歯列(後期/犬歯、奥歯の交換期9歳~12歳)急ごう
反抗期開始、歯列の悪化。
永久歯列期(13歳~/第2大臼歯萌出)重篤への覚悟
12歳臼歯・第2大臼歯が萌出すると、女子は初潮が見られます。
12歳臼歯の萌出は、子供達が「大人に移行するステージ」に達している証だと考察できます。
トレーニングする器具
あごを発育させ、口腔周囲筋をトレーニングする器具をご紹介します。
マウスピース
マウスピース
リットレメーター
口唇力を測定(1.5以上正常)
とじろうくん
口唇の筋肉UP
あげろうくん
舌の筋肉UP
パナリング
咬合力UP