インビザライン
大学時代の友人に誘われ、初めてインビザラインの講義を聞いた時は衝撃でした。
なんじゃ~これは!!・・・・こんなんでどうやって歯を移動するの??
もし、動かなかったら・・・そんな恐怖から、勉強会に参加して、質問の連続でした。
本当に歯を抜かずに?歯を移動できるの?どうやって?どこまで・・・?
分からないことだらけでした。けれど、知識が増え、実際に患者さんの歯が綺麗に並んで、1人終わり・・・2人終わり・・・
していく度に、
「インビザライン凄い!」感動しました。
これワイヤー矯正なら絶対4本抜いてる症例だよ~みたいなのも抜かずにできました。
この症例は、両側の3番目の歯(犬歯)が、外側に出た本当にスペースのない状態です。
インビザラインでは、側方拡大(横への歯列拡大)、遠心移動(後ろに移動)、
近心移動(前に移動)、挺出(歯を上に出す)、圧下(歯を下に下げる)、捻転(回転して向きを変える)が出来ます。
下の写真は、歯を奥歯の方へと1本ずつ後方移動している最中です。
ワイヤー矯正では、両側左右の4番目の小臼歯を抜いてそこへ3番を移動して歯を並べますが、
患者さんは、小臼歯の抜歯しないで残したい!ということでしたので、
両側上下顎4番(第一小臼歯)4本は抜かずに、親知らずを抜くだけで済みました。