0歳からのおうち矯正
毎年6月は虫歯予防週間です。歯科はこの月が一番行事が多いです。
今年はコロナも終息傾向にあり、各学校から歯科健診日程の連絡を頂き、
保育所、幼稚園、小学校、中学校、1歳半、3歳児健診をさせて頂きました。
昔に比べると、かなり虫歯の数は減っていますが、顎の成長不足な子供が年々増加しています。
3歳児の虫歯の数は、平成元年には平均2.9本ありましたが、27年後の平成28年には、0.5本まで減りました。
それは何故でしょうか?それは、お父さんやお母さんが、虫歯になる原因に気が付き、おやつの種類に気を配り、
仕上げ磨きをしたり、
フッ素入りの歯磨き粉を使用したり、
キシリトールガム(シュガーレスガム)を選んだり、
予防のポイントを知って、虫歯にさせないように努めた結果なのです。
虫歯は減りましたが、残念ながら、悪い歯並びは減っていません。
悪い歯並びを防ぐ方法がもっと知られるようになれば、歯並びの悩みも減るはずです。
残念なことに、不正咬合(悪い歯並び)について、厚生労働省は、2022年、『3歳児の不正咬合等の割合は悪化している』と報告しています。
子供の歯並びについても、むし歯と同じように、おうちの方が発症原因を発見し、取り除くことができれば、歯並びは必ず良くなります。
悪い歯並びになるチェックポイントを知っていれば、予防し、改善することができます。
3歳から6歳まで
の観察が歯並びを決めます。
将来の歯並びを決めるポイントになる時期は、
乳歯の一番奥の乳
臼歯が生えそろう
3歳から、下あご
の前歯が抜けかわ
る6歳頃までです。
この時期の観察が
とても重要です。
早期治療のチャン
スを逃さないでく
ださい。
7歳から混合歯列
期前期までが非常
に大切です。
乳歯が生えそろ
い、永久歯に生え
変わり始める
時期が、子供の歯
並びの異常に気付
くチャンス
です。
ところがこの場
合、
『今はもう少し様
子を見ましょう』
とか
『矯正治療をする
にはまだ早すぎま
す』
などと言われて帰
されてしまうこと
が多いよう
です。
その理由は、多く
の矯正歯科が抜歯
矯正を前提
にしているからです。
『もう少し様子を
見ましょう』の真
意は、
『抜くための歯が
生えてくるまで
当院では矯正はし
ない』という意味
なのです。
矯正適用年齢は、
遅くても、
『お母さんが、う
ちの子歯並びがお
かしい!』
と気が付いた時です。
【初期だから放っ
ておけばよい】
などという病
気はどこにもない
のですか
ら・・・・
遠方から矯正に来
て下さっている患
者さんに、
『なぜ当院で矯正
をしようと思われ
たのです
か?』と聞いてみ
ましたら、
『3歳の時、かか
りつけの歯科医院
の歯科衛生士
さんに言われまし
た。
7歳になったら矯
正装置が必要にな
ります。
費用は・・・とだ
け・・・』
『こちらに来て、
顎を発達させる方
法や食生活
のお話を聞いた
り、
我が子の日頃の何
気なくやっている
癖が原因
だったなん
て・・・・目から
鱗でした。』
土曜日の午後14時から矯正相談受付しています。気軽にご相談ください(^_^)