小児🌿乳歯から永久歯まで🌿
生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には虫歯菌は存在しません
赤ちゃんは無菌状態で産まれてきます。では、いつ?どこから?虫歯菌に感染するかといいますと・・・
保護者や周囲の大人からの食べ残しや、同じスプーンを使用したりすると唾液を通じて感染し、
そのまま子供の口の中にすみついてしまうことになります。
むし歯の原因菌であるミュータンス菌は、主に乳歯の生えそろう1歳半から2歳7か月頃に、
特に母親からお子様へと唾液を介して感染すると言われています。
現実的に、保護者の虫歯の数が多いと、子供の虫歯になるリスクが2倍以上というデータもあります。
ですから、子供の虫歯を減らすためには、まず、保護者を含めた周りの大人たちが、
ご自身の口腔内ケアをこまめにすることも非常に重要です。
乳歯、永久歯ともに、萌出直後ほどむし歯になりやすく、乳歯の場合は3歳になるまでむし歯にさせなければ、
その先、急速に虫歯になる事はありません。
したがって、1歳半から3歳までの1年半くらいが、こどもの歯を守るのに大切な時期と考えられます。
そして、さらに歯が萌出し、乳歯列が完成する3歳から約6年間の間に、
しっかりむし歯予防に心掛けることと、しっかり前歯を使って噛むこと(咬断運動)がとても大切です。
私は、平成15年から毎年、春と秋の2回、
山本保育所、幼稚園、小学校、そして、三豊中学校、三野町改善センターで、1歳半~3歳児健診
の校医をさせて頂いていますが、年々むし歯の数は減っていますが、年々顎の成長不足なお子さんが、
どの学校でも増えていて、歯列不正な生徒さんは、全体の約3割~4割くらいはいる様におもいますが、実際に矯正治療をされている生徒さんは、
全体の約1割程度で、残念に思います。
矯正治療は1期治療と2期治療があり、1期治療が小児歯科矯正治療、2期治療が成人矯正です。
昔の矯正は、永久歯にブラケット矯正が主流でしたので、永久歯がある程度萌出するまでは様子をみましょう!でした。
そして、せっかく生えそろった歯を上下顎4本から6本を抜いての抜歯矯正しかありませんでしたが、
歯科医学は、昭和時代の矯正の概念から、平成~令和にかけて、ますます目覚ましい進歩をしており、
5歳頃から小児マウスピース矯正
7歳から12歳頃までに顎を発育し、拡大する矯正
混合歯列後期~成人にブラケット矯正やインビザライン矯正
が主流になっています。
どこかの歯科で、歯科健診の学校の用紙に『あごが小さい』と書いてあるのを見せたけど、
まだ早いから、様子をみましょう・・・と言われ、かなり歯並びが悪くなっているのを見ると、
残念に思います。
例えていえば、8人部屋に、12人整列~~!
といわれても、4人あぶれます。だから4人抜き取られて退出させられます。
8人しか入らない部屋を、あとの4人全員が、整列が出来る部屋にすること
顎をどれだけ矯正装置としっかり噛んで成長させてあげられるかが、
保護者のお父さんお母さんの協力、そして矯正歯科医の腕の見せ所です。
食事でも工夫ひとつしてみてください🍴
トンカツは切らずにそのまま丸太でお皿へ
トウモロコシ🌽はそぎ落とす前の丸太を前歯を使いガツン
肉は🥩ゴボウやアスパラや人参🥕を巻いて
フランスパンにアボガドチーズをのせて
ブロッコリーは切らずにまる茹ででマヨネーズ
原始人は石の斧で獲物を捕らえ、生肉は自分の歯で切り裂いていました。
ライオンやトラの皮を歯で剥いで自分の着る物にしていました。
今は、冷凍食品で、レンジが5回くらい『チン!』と鳴れば、お弁当出来上がり~!
マクドナルドでは骨なしひとくち『チキンナゲット』とカップに入った『バターコーン』をスプーンを使用
敢えてガツンと手羽先、スペアリブ、親鳥を、『かた~~い』と原始人みたく前歯を使って引きちぎろう‼