やさしい人
わたしは小さい頃、割と繊細な性格で(変なとこ大胆ですが)、人から何か言われるとすぐ気にするタイプでした。
だから、性格のあまりよろしくない人と会話したりした日には、気分が落ち込み、考えてしまう方でした。
『なんであんな風に人の嫌なことばかり言うのだろう?』とか…
うわさ話が大好きで、人の行動ばかりに文句をつけている人がいるけど、
『なんであんなにひねくれたり、人のことを妬んだりするのだろう?』とか…
端から見ると、かなり恵まれた環境に身を置きながら、
『聞いて、聞いて…わたし…こんなにかわいそうなの…大変なの!』???
周りの人が困っていても、延々と話す人が居る。(そのくせ、人のことは無関心)
逆に、
端から見ると、かなりのきつい状況なのに、いつも愚痴ひとつこぼさずに、
いつもニコニコ笑顔で、思いやりや気配りが出来て、明るく輝いている人が居る。
その人が居るだけで、その場所が和やかになり、温かくてとても優しい気持ちになれる。
そして、そのような人は、相手の話を深く聞き、相手の心を感じようとしてくれる。
その人を見ていると、わたしも頑張ろうという気持ちにさせてくれる。
かつては・・・自分も精神的にかなり参っていた時期があった。
『聞いて聞いて…わたしこんなに…大変なの!』
始めの数回は友人も聞いてくれる。
けれど、みんなも自分のことで毎日精一杯
段々負担が相手にもかかり、そのうち迷惑がられるようになる。
やがてわたしは人に愚痴る自分を反省した。
それ以降は、本屋で自分が元気になれそうな本を読みあさった。
つらい時は、自分の心に残る素敵な言葉を思い出した。
母親は辛いときはいつもこう心の中で呟くのだそう・・・
『なるようになる』
そう・・・わたしもこれまでいつも、なるようになって・・・いまがある。
最近、素晴らしい本と出会えた!
読んだ時、これを書いた著者は本当に凄い!と思った。
前から有名な人だけど。沢山の著書も出されているみたいだけど。
値段が500円‼これまたびっくり‼最低でも1200円だろう‼
わたしはこの本を読んで欲しくて
自分だけにとどまらず、
少々強引にわたしからプレゼントされたひと・・・現在4人
10冊は買う予定でいます。
やさしい人 著者 加藤諦三 PHP研究所