3歳児健診
今日は、午後13時30分から、三野町保健センターの3歳児健診に行きました。
以前に比べると、年々歯科健診を受ける小児の数が、少子化で、かなり減少傾向にあるなあ~と思います。
今回は、15人でした。そのうち、
むし歯があった小児は2名でした。虫歯のなかった小児のほとんどが、夜の仕上げ磨きはお母さんがされていました。
それとは逆に、あごが小さく、ぎっちり乳歯の小児は・・・14名でした。
たった1名だけが、個々の歯と歯の間にすき間が均等にありました。
これは、9歳で矯正相談に来院した女児です。
他医院で、9歳まで様子を見ましょう・・・と説明されたそうです。
何を根拠に
9歳???・・・なのか分かりませんが、わたしはこうなってしまう前にやれる事は沢山あったのに・・・
と、いつも残念に思います。
9歳10ヶ月で矯正相談に来院した男の子です。犬歯がすでに萌出しかけています。
あと2年はやく来院して貰えていたらここまでになっていなかったと思います。
昔と比べますと、子育てをしながら仕事を持つ女性がかなり増えてきました。なかなかお母さん自身、時間や気持ちに余裕がなくて、
子供のあごが小さいと知りながら、なかなか歯科医院に行けなくて・・・・というご家庭の事情があるかと思います。
ならば・・・せめて、3歳で乳歯が全て萌えそろいますから、6歳までの
食事、調理の仕方を工夫
して、おうち矯正(しっ
かり前歯を使って噛む)
をしてくだい・・・・。
そして、7歳で永久歯が4
本萌えてきて、それがガ
タガタっとして、きちん
と並んでないなあ~と思
ったら、矯正相談を受け
て下さい。
あごが小さくて叢生(歯
がきちんと並ばない)の
児童は、6~7歳頃から10
歳までが矯正のゴールデ
ンタイムです。
矯正を難しくしているの
は、3番目の犬歯(9歳~9歳半頃から萌出)が2番目
の歯の前に来てしまうから・・・・
2番目の歯を前に出した
くても、3番目が立ちは
だかって出せない!
3番目どっか移動しなき
ゃ~あ、じゃあ~左右の
後ろにある4番目の上下
の歯4本抜いちゃお~!
抜いたところの4番目に3
番目の歯を入れよう!
これが、従来のワイヤー矯正です。
この患者さんのお母さんは、ワイヤー矯正の経験があり、親知らずも含め6本抜いてから矯正治療されたそうです。
それと、最近かなり急増中なの
が、お口が半開きでいつも歯が見
えている小児
鼻呼吸ではなく、口で息を吸って
しまっているんです。
昔はおしゃぶりをしていました
が、最近では、歯並びが悪くなる
から・・・というような風潮が流れて、
おしゃぶりをしている小児を見か
けなくなりました。
そのせいで、今度はお口ポカンに
より、唇の圧力が前歯にかからな
いせいで、出っ歯になる小児が増
えてきているようです。
あいうべ体操ができたのも、この
ことからきているんですよね。
口呼吸が定着すると、ますます鼻
の機能が低下し、鼻ずまりや鼻炎
~アトピー性皮膚炎などになりや
すくなったり、
風邪をひきやすくなりますので、
注意が必要です。
また、鼻呼吸をしている人は、口
呼吸をしている人より、集中力が
あり、知能が発達しているという
データが出ています。
生前、夫がたまに・・・
『もし、自分がアレルギー性鼻炎
で鼻ずまりでなかったなら、もっ
といい大学に行けたかも~~(*´з`)』
なんて、それを言い訳にしたりし
ていました。
いやいや~おそらく、ゲームにハ
マってた??((笑))
あの頃は、カセットタイプのゲー
ムになり、プレイステーション
が、たまらなく面白くなってた時
期では・・・??
と思うのですが・・・(≧▽≦)
3歳から6歳までの3年間、しっかり
かんで前歯を使って顎を成長させ
てください。
7歳になってから、おうち矯正では
間に合わなくなります。