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「粘膜強化」は健康を保つ

1月から2月にかけて、身体の疲労から免疫力が低下した事が原因で、歯が浮いて噛んだら痛い歯ぐきが腫れて、切開して膿を出さないといけないくらいの患者さんが多く来院しています。

最近、歯科医師会から、

「ウイルスや細菌に負けない!」

「粘膜強化」は健康を保つファーストステップ!」というタイトルで、1枚の用紙が入っていました。やはり、健康はきちんとした食事!

とても分かり易いので、記載してみました。

粘膜は免疫細胞が、敵が最初に戦うエリアです。弱い粘膜では、病原体が突破し、血液やリンパ球を介して体内に侵入してしまいます。

1)ムチン

粘膜を強化するには、「ムチン」です。ムチンには、粘膜を強くする作用だけでなく、ウイルスやほこり、花粉などの侵入を防ぐ作用もあります。

ムチン」は以下のようなネバネバした食材に豊富です。熱に弱い性質があるので、食品から摂取するときは、加熱しすぎないよう注意が必要です。

納豆・山芋・里芋・オクラ・ナメコ・レンコン・モロヘイヤ

2)「ビタミンA」

ビタミンA上皮細胞をつくる働きがあります。特に皮膚・目・口・喉・胃腸・肺・気管支など粘膜をサポートします。

レバー・うなぎ・バター・チーズ・卵・緑黄色野菜

3)「ビタミンB2」

ビタミンB2が不足すると、口内炎・口角炎・舌炎などの皮膚や粘膜のトラブルが生じることが分かっています。よく粘膜のトラブルが起きるという方は、ビタミンB2が不足しているのかもしれません。

レバー・うなぎ・卵・納豆・乳製品・アーモンド・葉菜類

4)「ビタミンB6」

ビタミンB6は、タンパク質の分解、合成を助ける栄養素で、皮膚や粘膜の健康維持に働きます。目・鼻・口・喉などの粘膜で炎症や出血を引き起こしやすくなります。ビタミンB6が不足すると、風邪をひきやすくなったり、アレルギーの症状が出やすくなったりします。ビタミンB6は、魚・肉などの動物性食品に豊富に含まれている他、フルーツだと、バナナに比較的豊富に含まれています。

レバー・さんま・まぐろ・かつお・大豆食品・卵・ニンニク・バナナ

5)「ビタミンC」

ビタミンCは皮膚や粘膜などの健康維持に欠かせません。ビタミンCが不足すると、目・鼻・口・喉などの粘膜が弱ってしまいます。

野菜全般・果物全般

6)「亜鉛」

「亜鉛」は新陳代謝に必要な反応に関係する多種類の酵素をつくる成分となる他、タンパク質の合成や、遺伝情報を伝えるDNAに関係しています。亜鉛は不足しやすい栄養素なので、意識的に摂取すると良いですね。かき・うなぎ・ほたてなど、高価な食材が多いので、サプリメントを活用するのも良いかもしれません。

かき・うなぎ・ほたて・豚レバー・納豆・卵

ダイエットも必要ですが、食事には気をつけたいですね(^-^)

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