インビザラインは🦷歯を抜かない矯正🦷
【インビザライン矯正】
2014年の9月から、インビザライン矯正をやってきました。
10年やってきて思うことは、
ワイヤー矯正にはない良さが沢山あるということです。
従来のワイヤー矯正では、
歯を4本抜いて移動スペースを確保します。
(両側第一小臼歯2本抜くと一気に約14mm
のスペースを確保出来ます。第一小臼歯片側7mm)
これに対して、インビザライン矯正は、
光学印象により歯の情報を読み取り、
アメリカの[インビザライン社]へ
患者情報を送信
それぞれの患者様の、歯の移動に必要なだけの
最小限のスペースを割り出して ={数値化}
スペースを確保する為に、
1)歯列の側方(横へ)拡大、
2)近心移動(前へ)
3)遠心移動(後ろへ)
4)歯の削合(0.2mm~0.5mm)
5)歯の挺出(上へ)、
6)歯の圧下(下へ)
これにより、ワイヤー矯正では抜歯する症例の歯でも、
インビザライン矯正では、抜かずに矯正が可能です。
但し、遠心移動(歯を後方へ移動)する場合には、
親知らずは抜歯します。
それから、あまりにも叢生がひどく
スペースが無い場合は、1~2本抜歯することもあります。
今までの症例では、ほとんど抜かずに歯を0.5mm削合を数か所と
側方拡大や遠心移動(親知らずがある場合は抜歯)により、
第一小臼歯を抜く事なく、矯正が終了しました。
ワイヤー矯正では難しいとされる
「開咬」「過蓋咬合」でも、約2年で矯正が終了する事が出来ます(^^)/
歯を4本抜いてワイヤーをかけると、歯は綺麗に並ぶかもしれません。
でも、あまり出っ歯でない人が上顎2本抜いて、歯を後ろに移動すると、ほうれい線が目立つようになったり、舌のスペースが少なくなってしゃべりにくくなる可能性も出てきます。
インビザライン矯正は、成人だけでなく10代の小学生の2期治療としても可能です。